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- 国・地域名:
- ロシア
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ロシア連邦政府
- 元記事公開日:
- 2019/04/17
- 抄訳記事公開日:
- 2019/06/20
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2018年度の実績に関する政府報告
- 本文:
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2019年4月17日付ロシア連邦政府の発表では、標記報告の議会提出にあたりメドヴェージェフ首相が行った演説の内容を報じている。特に科学技術・イノベーションに関わる部分を抜粋要約して以下に記す。
(教育政策について述べた後)十分な教育を受けた人々だけが、イノベーションを生み出し、ロシアの技術的リーダーシップを確実なものにできる。科学国家プロジェクトの枠組では、このこと(教育)に焦点を当てる予定である。2019年にはこの支援に約370億ルーブルを割り当てる。
今日、未来を形作るのは科学である。この文脈において、科学研究や最新の研究室に必要な先進的なインフラの開発に加えて、大学、研究機関、産業界の間の緊密な協力の促進を継続して行う。今日、科学を発展できるのは連携だけである。「全国テクノロジー・イニシアティブ」の各能力センターは、この考えに基づいて設立された。今後3年以内に少なくとも15か所の研究・教育センターが開設される予定である。これらはフルサイクル・イノベーション・プロジェクトの拠点となるもので、今後2か月以内に最初の5組織を選ぶ予定である。
さらに、8か所の専門訓練・研究センターが各連邦地区の主要大学の支援の下で稼働する。これらは継続的な教育方式に基づいて、高度な専門家を育成するものである。つまり学生は単一の教育組織の下で、中学校から大学まで教育を受けることになる。
現代の科学はデジタル技術抜きには考えられない。各国家プロジェクトには独自のデジタル・アジェンダがある。昨年はさらなる8,000の村(人口250~500人の小さな村)で、インターネットを含む通信サービスへのアクセスが可能となった。我々は6万キロメートルの光ファイバー回線を敷設し、インターネット事業は国のGDPの5%強を占めている。
ロシアは政府電子サービスの利用に最も積極的な上位10か国の中にいる。8,000万人近くのユーザーが統一公共サービス・ポータルに登録しており、これは国の人口の半分以上である。
[DW編集局]