[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2019/04/17
抄訳記事公開日:
2019/06/20

DOEがAI研究に対する2,000万ドルのファンディングを発表

Department of Energy Announces $20 Million for Artificial Intelligence Research

本文:

2019年4月17日付けのエネルギー省(DOE)による標記記事の概要は以下のとおりである。

本日、エネルギー省(DOE)は、人工知能(AI)と機械学習(ML)の革新的な研究開発に対する総額2,000万ドルのファンディングを発表した。DOEの電力局は、合計で約700万ドルの支援を受ける8つのプロジェクトを採択した。これらのプロジェクトは、ビッグデータ、AI、およびML技術の利用について探求し、既存の知識を向上させ、グリッドの効率的な運用と管理のための、新しい知見やツールを発見しようとするものである。また、DOEの科学局は、科学的調査・予測ツールとしてのAIの向上を目的とした新しい研究に総額1,300万ドルの資金を支援する計画を発表した。

グリッドの弾力性におけるAI
総額約700万ドルの資金を投入するこれらの複数のプロジェクトは、より速いグリッド分析とモデリング、より優れたグリッド資産管理、1秒未満の自動制御動作についての将来の開発と応用に貢献すると期待されているもので、システム運用者がグリッド停電を回避し、運用を改善し、コストを削減するのに役立つものである。

科学におけるAI
1,300万ドルのうち1,100万ドルは、特定の科学的問題あるいは問題群を解決するための、新しいAIアルゴリズムやソフトウェアの開発に支出される。また、残りの200万ドルは、不確かさの定量化分野の数学や統計学の応用を通じて、AIやMLモデルによる予測の信頼性を向上させるための研究に対して支出される。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]