[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 経済・財務省
- 元記事公開日:
- 2019/04/18
- 抄訳記事公開日:
- 2019/06/24
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第3回イノベーション審議会会合における決定事項
- 本文:
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2019年4月18日付経済・財務省の標記発表の概要は以下のとおり。
イノベーション政策の主要方針と優先順位の策定を担う省庁間組織であるイノベーション審議会は、4月17日第3回会合を開催し、次の事項について審議した。
- 大統領が2月13日に発表したバッテリー計画。これにはフランスをこの戦略的な領域における主要な産業大国として位置付ける狙いがある。
- バイオプロダクションとサイバーセキュリティというテーマに関して、イノベーション・産業基金の資金支援を受ける新規2件の主要課題を選択。それぞれの課題は、3,000万ユーロの支援を受け、画期的なイノベーションを通じて技術的障壁を取り除く必要がある戦略的領域において、社会的課題への対処を目指す。
- サイバーセキュリティに関する課題「サイバーセキュリティを自動化して、我々のシステムをサイバー攻撃に対して回復力のあるものにする方法」では、デジタル世界での企業の安全保障を確保し、企業の成長に不可欠な条件である防御手段の自動化を目指す。
- バイオプロダクションに関する課題「高付加価値たんぱく質を生物学的に低コストで生産する方法」では、革新的なたんぱく質、特に格段に斬新で高価な治療に使用されるたんぱく質をだれでも利用できるようにすることを目指す。これはつまり、合成生物学あるいは複雑な合成たんぱく質の「無細胞」生産などの画期的な技術を用いるもので、即経済的な副次効果を伴う、多分野にまたがる課題である。
※前回(第2回)会合で採択された主要課題は次の2件であった。
- 「人工知能を使用するシステムの安全確保、認証、信頼性確保の方法」
- 「人工知能を使った医学的診断の改善方法」
[DW編集局+JSTパリ事務所]