[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立標準技術研究所(NIST)
元記事公開日:
2019/05/01
抄訳記事公開日:
2019/06/25

NISTがAIの技術標準および関連ツールに関する情報提供依頼(RFI)を開始

NIST Requests Information on Artificial Intelligence Technical Standards and Tools

本文:

5月1日付けの国立標準技術研究所(NIST)による標記記事の概要は以下のとおりである。

NISTは、人工知能(AI)の技術標準および関連ツールに関する情報提供を各方面に要請する。本日、米国連邦官報(Federal Register)に掲載されたこの情報提供依頼(RFI)は、2019年2月11日の人工知能における米国のリーダーシップ維持に関する大統領令に対応するものである。本大統領令では、AI技術を用いた信頼性を有し堅牢で信用できるシステムを支える規格やツールの開発における連邦の関与に関する計画策定をNISTに要請している。

この計画策定のために、NISTはAIおよび関連規格に関心と専門知識を有する他の連邦機関、民間部門、学術機関、非政府組織およびその他の利害関係者と協力する。RFIへの対応は、これらの利害関係者間で、AIの規格および関連ツールの開発と利用可能性、並びに、連邦機関の標準に関する優先事項に関する現状、計画、課題、機会における共通理解を深めるのに役立つ。

RFIは3つの分野、すなわち、AI技術標準と関連ツール開発の現状と計画、AI標準における米国のリーダーシップの定義と達成、AI標準化における連邦政府の関与の優先化、に焦点を当てている。情報提供を求めるトピックには、既存の規格やツール、規格策定に関与している組織、米国が効果的に規格開発を主導している領域、連邦政府独自のニーズ等がある。本情報提供の期間は、2019年5月31日までである。AIの規格開発に関与する連邦の計画を支援する議論をさらに促進するために、NISTは2019年5月30日にメリーランド州ゲイザーズバーグのキャンパスでワークショップを開催する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]