[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/05/03
抄訳記事公開日:
2019/06/28

GWKが3つの連邦・州協定を決定、今後10年間で1,600億ユーロ強の投資を約束

Qualitätsschub für Wissenschaft und Forschung

本文:

GWKが3つの連邦・州協定を決定、今後10年間で1,600億ユーロ強の投資を約束

5月3日連邦および州の合同科学会議(GWK)において3つの教育研究に関する協定が決定され、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

3つの協定によりドイツの科学システムは今後数年間に大きな質的推進力を得ることになる。

1.「学習・教育未来協定」:連邦と州は共同で学習と教育の質を永続的に向上させ、適切な範囲の教育コースを確保する。
2.「大学教育におけるイノベーション協定」:大学教育の改新能力およびその可視性と重要性を強化する。第一にイノベーション志向教育の振興を制度的に定着させていく。
3.「研究イノベーション協定」:2021年から2025年の5年間も助成を継続するする。ドイツ研究振興協会(DFG)を含む公的研究機関の国際的競争力支援の明確なシグナルである。

カルリチェク大臣談「3つの教育研究協定に関する連邦および州の取り決めにより、大学と卓越した研究を強化する。連邦と州はドイツの未来のために今後10年にわたり1,600億ユーロ以上を投資する。ドイツは革新的であり続ける。長期的なドイツの繁栄を確実なものとしていくために、優れた大学と研究機関はドイツの経済的強さと将来の繁栄にとって極めて重要な基盤だからである。

連邦政府が、州との集中的な協議を経て、三つの協定について一致を見たことを嬉しく思う。この成果はドイツの研究者および学生にとって良き知らせである。永続的な「学習・教育未来協定」そして「大学教育におけるイノベーション協定」により、連邦は強固な大学教育システムに関して、ますます多くの責任を担うことになる。

「研究イノベーション協定」をこれまで既に4回改定している。ドイツの傑出した公的研究機関に財政的保障を与え、可能性を拡大させる。社会とのコミュニケーションおよび研究成果の経済および社会への移転の更なる改善が重要と思われる。

ドイツの教育、研究およびイノベーションをいっそう重要視し、教育と研究の国でなければならない。」

2012年から2030年までに、「学習・教育未来協定」および「大学教育におけるイノベーション協定」は総額415億ユーロの投資をする。「研究イノベーション協定IV」については連邦と州が合同で総額1,200億ユーロを大学外研究機関のために用意する。

[DW編集局]