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- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)
- 元記事公開日:
- 2019/05/06
- 抄訳記事公開日:
- 2019/07/01
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G-7各国の科学アカデミーによる科学と信頼、人工知能、シチズン・サイエンスについての共同声明
- 本文:
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2019年5月6日付け、全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)による標記記事の概要は次のとおりである。
G-7各国の科学アカデミーは3つの共同声明をそれぞれの国に対して提出した。これは8月にフランスで開かれるG-7サミットで議論される議題であり、現在進行中の政策課題でもある。これらの共同声明には、科学における信頼の維持に対する戦略の必要性、人工知能(AI)に関わる社会的恩恵とリスク、インターネット時代におけるシチズン・サイエンスを最大限に利用することが盛り込まれている。
科学と信頼:科学者は、市民との真の対話を確立し、科学の進歩を共有し、科学技術の負の影響の可能性も伝えることを優先すべきである。科学への信頼を維持するには、研究がどのようになされているかについての理解を深めるために、広範な科学教育が必要であり、同時に信頼の置ける倫理的で責任感のある研究を推し進める必要がある。
人工知能と社会:社会のいろいろな面でAIの恩恵を共有するに当たり、AIの雇用に対するインパクトなど、細心の注意を払う必要がある。また、AIの破壊的・軍事的利用についての公開の政策議論も推進すべきであり、自律型兵器のリスクを制限するための国際的な取り組みがしかるべき国連機関によって検討されるべきである。
インターネット時代におけるシチズン・サイエンス:科学の実施において市民を関与させることの潜在的価値は高く、それにより科学や科学的方法への一般の理解が高まるとともに、これまで産官学の研究機関にはアクセスできなかったような方法で、知識やイノベーションを向上させることができる。今回の声明では、シチズン・サイエンス向けのファンディング・プログラムを作ること、シチズン・サイエンスと研究室での研究の共同開発の推進、シチズン・サイエンスの倫理の欠如や安全保障上のリスクを回避または軽減するためのアクションを勧告している。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]