[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立保健医学研究所(INSERM)
元記事公開日:
2019/05/02
抄訳記事公開日:
2019/07/02

INRIAとINSERMによる共同の論文資金支援における2019年度の主題は「デジタル医療」

Thèses Inria-Inserm "Médecine Numérique" – 2019

本文:

2019年5月2日付国立保健医学研究所(INSERM)の標記発表の概要は以下のとおり。

国立情報科学・自動化研究所(INRIA)とINSERMは、2016年から共同で論文資金支援プログラムを行っている。2019年は(論文の質に応じて)2~4件の論文に対する資金支援が実施される。

論文の主題は「デジタル医療」に関連した科学的課題への取り組みでなければならず、既存の共同研究の強化か、または新たな共同研究の開始を目指すものである。INRIAが担当するコンピュータ・サイエンスや応用数学(モデル化、シミュレーション、分析、学習など)の領域と、INSERMが担当する生物医学的な課題を同時に取り込んで、複数分野にまたがる性格を示すものでなければならない。

本公募はすべての革新的なテーマを対象とするが、例として次のようなテーマがある。

  • 学習方式を活用するなどして、医学的利害および/または病態の生物学的プロセスの動的モデル化
  • 関連するセキュリティ、プライバシー、暗号化の側面を含む、医学的又は医療社会的基盤に由来するデータ(病院、コホート、NSDS、医療ゲノムデータなど)の活用
  • マルチモーダル・データ(オミックス、イメージング、臨床、公衆衛生データなど)の統合
  • 統計的手法、機械学習などによるビッグデータの解析

[DW編集局+JSTパリ事務所]