2019年5月9日付けのホワイトハウスによる標記記事の概要は以下のとおりである。

トランプ大統領は、感染症の脅威から米国と米国のパートナー国を守るために行動を起こそうとしている。

トランプ政権は、本日、グローバルヘルスセキュリティ戦略を発表した。これはこの種のテーマに関する最初の本格的な戦略である。この戦略は、自然発生的、偶発的、または意図的に発生したものであれ、感染症の脅威を防止、検出、および対処するために行政がとるべき行動を定義している。この戦略では、多くの様々な連邦省、機関、および資金の流れの強みを活用しつつ、医療セキュリティに対して政府一体のアプローチをとる。

米国は、国際的パートナーと連携して、感染症が国を越えて拡大する前にその発生を阻止し封じ込める能力を向上させる。新しい戦略の下で、米国はすべてのパートナー諸国がヘルスセキュリティの重要な分野で自立するための計画を持つように取り組む。
トランプ政権は、各国、国際機関、および民間部門が感染症の脅威を軽減するための具体的な目標として定めた「グローバルヘルスセキュリティアジェンダ」を強く支持する。また、国際保健規則の実施を支援するために、世界保健機関の共同外部評価プロセスを用いることを支持する。そして、各国が技術的能力を強化することを奨励し、緊急時の備えや疾病監視のような分野において、対象とされる相手国を支援する。

この戦略の下で、米国は、二国間、地域別、そして多国間の取り組みを用いて、各国がヘルスセキュリティを国の優先事項とするように奨励する。また、ヘルスセキュリティ能力構築のための持続可能な資金調達を促進するために、パートナー政府、非政府組織、および民間部門と連携する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]