[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立科学研究センター(CNRS)
元記事公開日:
2019/05/13
抄訳記事公開日:
2019/07/04

モンサント社ファイルの違法の可能性:CNRSとINRAが苦情申し立て

Fichiers illégaux commandités par Monsanto : l’Inra et le CNRS portent plainte

本文:

2019年5月13日付国立科学研究センター(CNRS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

メディア、政界、その他関連筋の多くの代表者と同様に、CNRSと国立農学研究所(INRA)の複数の研究者や幹部の名前が、モンサント社に代わってフライシュマン・ヒラード(Fleishman Hillard)社が作成したファイル(※)に記載されている。

このようなファイルの作成は許し難く、CNRSとINRAは苦情を申し立てる決定をした。

両機関はそのような個人データの使用に抗議するとともに、このような実態に対する憤りを表明する。一般的な農薬の使用、特にグリホサートの使用については、冷静な公開討論が必要とされる。CNRSとINRAの研究者は、総合的で透明性のある専門知識に基づいて、この討論に寄与している。

(※)このファイルには、CNRSやINRAの研究者を含み、モンサント社のために研究している研究者の氏名や、グリホサートに対する彼らの立場などが登録されている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]