2019年5月15日付Innovate UK の標記発表の概要は以下のとおり。

Innovate UK が主催するEUREKA グローバル・イノベーション・サミットがこのほど、マンチェスターで開催され、65か国1,700以上の機関からの参加者が英国政府の産業戦略に記述された技術的課題について議論した。（市場主導型の研究開発における国際的な提携強化を目的とする）EUREKAネットワークの議長国、英国の主力イベントとして、本サミットでは人工知能、データ科学、未来のモビリティ、クリーン成長を網羅した講演、パネルディスカッション、ワークショップが50件以上開催された。

クリス・スキッドモア科学担当大臣は、科学における世界規模の協力や投資に対する英国の取り組みを明確にするための、新たな「国際研究・イノベーション戦略（IRIS）」を発表した。この戦略は、産業戦略を通じて研究開発投資をGDPの2.4%に押し上げることを目的とした英国の取り組みの一部を成すものである。「本戦略は、英国が研究・イノベーション協力に体系的に取り組むことで、その経済成長を築き世界的な課題に対処する、という英国の願望を反映したものである」と同大臣は述べている。

同科学担当大臣はまた、次の3領域での英国のEUREKA プロジェクト参加に関し、400万ポンドのコンペティションを発表した。

• GlobalStars：医療技術、スマート・モビリティ、先進製造技術に焦点を当てた、シンガポール、オランダ、英国間のファンディング・コンペティション
• Smart Manufacturing Cluster Call：先進製造分野の応用・技術のプロジェクトを提案する応募者の募集
• 人工知能と量子技術：画期的な新技術に取り組むEUREKA加盟10か国間のプロジェクト

EUREKAネットワーク・プロジェクトの一環として、Innovate UK、航空宇宙研究所、Innovair（スウェーデンの航空宇宙プログラム）の3者間パートナーシップも、本サミットで発表された。

スウェーデン・英国間の航空宇宙に関する研究開発プロジェクトの推進を目的として、4件のコンペティションに対する総額225万ポンドの助成が本サミットで発表された。

[DW編集局]