[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/05/28
抄訳記事公開日:
2019/07/19

カルリチェクBMBF大臣が幼稚園児からSTEMへの関心喚起の必要性を強調

Anja Karliczek will schon die Kleinsten für MINT begeistern

本文:

5月28日全国で「小さな研究者たちの日(Tag der kleinen Forscher)」を祝った。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

5月28日の小さな研究者たちの日に際して、カルリチェクBMBF大臣は、「子供たちの、新しいものや刺激的なものへの熱中を、STEM部門に向けさせ、その熱意を教育課程全般で維持させていく。この目標をBMBFはSTEM戦略で追求していく。幼稚園児から将来の大学教育あるいはこの領域における教育訓練のための礎石を築くことができる」と続けた。

カルリチェク大臣は「小さな研究者たちの家」イニシアチブの後援者として、エアフルトにおけるイベントに参加する。実験、体験、質問等、学校入学以前の子供たちは大きな知識欲を持っており、「小さな研究者たちの家」財団はこれに応えようとしている。小さな研究者たちの日には、多数の保育所、小学校、保護施設などが、今年のテーマ「小さい、けど力強い」を巡る大小様々な活動によって参加する。カルリチェク大臣はエアフルト・プロテスタント小学校の子供たちとSTEM研究者パルクールへ出発した。

「小さな研究者たちの家」(HdkF)イニシアチブの目標は、自然科学、数学、工学の領域における、より有効な早期教育の振興である。全国で利用可能な継続教育プログラムによって、教育専門家が、子供たちの発見の精神とデザイン能力を奨励し、コンピテンスそれを高度なものにした上で、研究においても年齢に応じた方法で導いていく。

カルリチェク大臣の後援の下、ヘルムホルツ協会、テレコム財団、シーメンス財団、ディートマー・ホップ財団による共同イニシアチブによって、保育所、小学校、各種施設の3歳から10歳までの子供たちがこの恩恵を受ける。HdkF財団は利用し易い教材を提供し、ローカルネットワークで教育人材の継続教育のためのトレーナーを養成する。特に対話型のウエブサイトを通じて、自然科学との早期段階での教育、またその持続性についての懸念を公表している。BMBFは今年度1,100万ユーロで同財団を支援している。

[DW編集局]