2019年5月23日付企業総局（DGE）の標記発表の概要は以下のとおり。

PENTAプログラムは、マイクロ・ナノエレクトロニクスのシステムおよびそのアプリケーションに特化したものである。半導体製造業者と電子システム・インテグレータとの間の垂直協力を促進する基盤技術とアプリケーションを扱う。マイクロ・ナノエレクトロニクス技術は、自動車、医療、生産、航空宇宙、電気通信など、拡大し続ける産業セクターのイノベーションと付加価値の中心にある。

PENTA プログラムでは、そのため、あらゆる規模の製造企業、研究機関、大学に対して、電子部品と電子システムのバリュー・チェーンを網羅する提案の作成を求めている。

一方、EURIPIDES プログラムは、スマート電子システムおよび（部品からシステムへの）スマート・システム統合に焦点を当てる。

EURIPIDESとPENTAの2つのクラスターは、産業界の共同イノベーションに特化したもので、2020年にはその力を結集して、同期の取れた新たなプロジェクト公募を行う。EURIPIDES も PENTA も 欧州先端技術共同研究計画（EUREKA） が資金支援するクラスターで、電子部品システム（ECS）のバリュー・チェーンをサポートしている。2019年に両プログラムの同期公募を開始したことで、ECSチェーンの中で幅広い当事者コミュニティを結集させ、より幅広いイノベーション・エコシステムを創出することになった。

[DW編集局+JSTパリ事務所]