[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国研究・イノベーション機構
元記事公開日:
2019/05/31
抄訳記事公開日:
2019/07/24

UKRIがcOAlition Sによる「Plan S ガイドライン」改訂版の発行を歓迎

UKRI welcomes publication of revised Plan S guidance

本文:

2019年5月31日付英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

研究出版物への完全かつ即時のオープンアクセスを実現するべく立ち上げられた国際イニシアティブである Plan S の実施に向けた改訂版ガイドラインが発表された。

UKRI はPlan S の原則実現に向けて設立された、欧州、北米、アフリカ、中東の19機関が加盟するコンソーシアム cOAlition S の一メンバーである。その cOAlition S がこのほど改訂版手引書をリリースした。

改訂版ガイドラインの発行を歓迎して、クリス・スキッドモア(Chris Skidmore)科学担当大臣は、「研究論文へのオープンアクセスを達成することは、企業、その他の研究者にとって等しく有益である。既存の素材を活用して知識の境界を広げることができるようにすることは、英国が新産業戦略を通じて科学と研究の世界的リーダーとしての地位を維持するのに役立つ」と述べている。

改訂版での変更には Plan S の正式開始時期を2021年1月1日に延長することが含まれる。改訂後の Plan S の原則にはまた、サンフランシスコ研究評価宣言(DORA)の方針に沿って研究評価の方法を改訂するという資金提供者のコミットメントも反映されている。改訂版はすべての cOAlition メンバーのほか、欧州委員会(欧州研究会議を含む)が承認している。欧州委員会は次期研究・イノベーション枠組プログラム”Horizon Europe”の一環で Plan S の実行を約束している。

[DW編集局]