[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2019/06/01
抄訳記事公開日:
2019/07/24

中小企業向けAIトレーナープロジェクトスタート(ザールブリュッケン)

Altmaier: Erste KI-Trainer für den Mittelstand starten in Saarbrücken

本文:

6月1日ザールブリュッケン中小企業4.0コンピテンスセンタ-でAIトレーナーがスタートし、これに関して連邦経済エネルギー省(BMWi)は概略下記のような報道発表を行った。

ザールブリュッケンは全国25のコンピテンスセンター初のセンターとして、中小企業はもとより、手工業に対して人工知能(AI)の応用に関する特別な支援を行う。
アルトマイヤーBMWi大臣談:「AIは中規模企業(Mittelstand)にとって膨大なポテンシャルを秘めている。ドイツの競争力を高め、持続可能性のある雇用を生み出すためには、AIが大企業や産業密集地域だけでなく、それが有意義と思われるところ、イノベーションを促進するところであればどこでも、中小企業であれ、手工業であれ、ドイツ全体で利用できるようにならなければならない。BMWiは一歩一歩連邦政府のAI戦略の実施に向けて取り組んでいく。中小企業4.0コンピテンスセンターの新しいAIトレーナーは中小企業のために具体的な補助および支援を行う。ドイツのイノベーション力を強化し、同時にAIを全国そして個々の企業へと広めていく」。

将来、少なくとも20人のAIトレーナーが、中小企業4.0コンピテンスセンターを通じて、毎年1,000社以上の企業とコンタクトし、ドイツ全土で対中小企業向け特別プロジェクトを実行していく。AIトレーナーは中規模企業および手工業に対して、AIの技術的、経済的なポテンシャルについての認識を高めさせ、特に中規模企業に適した具体的な応用例を広めていく。目標はAIの、企業や現場での応用への知識移転を推進することにある。重要な応用領域は、補助システム、スマート・データ分析、スマート製品およびサービス等となる。

[DW編集局]