[本文]
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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 国立研究機構(ANR)
- 元記事公開日:
- 2019/06/11
- 抄訳記事公開日:
- 2019/07/30
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生物学的脅威に対する備えと迅速な対処に関する仏・独プロジェクト公募の開始
- 本文:
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2019年6月11日付国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は以下のとおり。
市民と世界の安全確保に関する研究は、仏・独両国にとって重要な課題であり、両国は共同研究を推進し支援するために、2009年に協力関係をスタートさせた。両国は2018年6月19日に開催された第6回仏・独研究協力フォーラムでこの意向を再確認している。
これに関連してANRとドイツ連邦教育研究省(BMBF)は、自然現象や人為的災害、感染症の流行または大流行(特に新興感染症など)、あるいは生物兵器の悪意を持った意図的拡散により生じる(世界の市民の安全を危うくする)生物学的脅威および特定のリスクに焦点を当てて、プロジェクト公募を開始する。これはバイオセキュリティ/生物学的安全性に関する研究に特化した初めてのANR・BMBFによる共同公募である。国防・国家安全保障事務局(SGDSN)もプロジェクトのファンディングに加わる。
提案は現在または予想される安全保障上の懸念に対する対応策に焦点を当て、次のいずれかのテーマに対応する必要がある。
- 生物学的脅威の検知、特定、分析
- 生物兵器に対する革新的な治療法
- 抗ウィルス薬とワクチンの迅速な供給のための戦略と手順
- 病原体の拡散および感染症の蔓延に対する最適な危機管理のためのモデル化、シミュレーション、シナリオ、手順
- 例外的な衛生環境おける予防・介入措置への社会的受容性。このような措置の法的、倫理的、社会的側面。住民への教育・広報ツール。
[DW編集局+JSTパリ事務所]