[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)
元記事公開日:
2019/06/18
抄訳記事公開日:
2019/08/06

「気候変動に関する科学的エビデンスを支持する全米アカデミー会長らの声明

National Academies Presidents Affirm the Scientific Evidence of Climate Change

本文:

2019年6月18日付けの全米科学・工学・医学アカデミー(NASEM)による標記記事の概要は以下のとおりである。

最近、気候科学に関して疑問が投げかけられているが、NASEMはその独立した、エビデンスに基づく報告書において、こうした疑問の多くに対処している。NASEMは気候変動に関する科学的エビデンスと科学者たちを支持する。

複数のエビデンスから、人為的な温室効果ガス排出によって気候が変化していることが明らかになっている。大気と海洋の温暖化、異常気象の規模と頻度の増加、海面の上昇が起こっている。

NASEMは気候変動のさらなる理解とともに、その抑制や適応方法に焦点を当てている。また、知識をより明確に伝える必要性を認識しており、2018年には政策立案者や一般市民の意思決定のためにNASEMの研究成果を使いやすくするためのイニシアチブを開始した。さらに、気候変動について寄せられる質問に対し、分かりやすく、エビデンスに基づいた回答を提供できるようにしていく。

気候変動に関する科学的エビデンスは明らかであり、その認識、強化、活用を向上させるべきである。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]