[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2019/06/03
抄訳記事公開日:
2019/08/14

抗菌剤耐性:JPI AMR が研究・イノベーションに関する新たな戦略アジェンダを発表

Résistance aux antimicrobiens : la JPI AMR dévoile son nouvel agenda stratégique de recherche et d’innovation

本文:

2019年6月3日付国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は以下のとおり。

抗菌剤耐性(AMR)と効果的に戦うために、研究・イノベーションに関して今必要とされているものは何か。ANRがパートナーとなっている抗菌剤耐性に関する欧州共同プログラム・イニシアチブ(JPI AMR)は、その新しい戦略アジェンダで、科学的進歩の概要を示し、この分野の6つの柱となる優先課題について一連の目標を定めている。27カ国が本プログラムの策定に参画した。

研究・イノベーションが必要とされる6つの優先テーマは次のとおり。

  • 新しい抗生物質と代替治療法の開発、および現在の治療法の改善
  • 細菌感染症と非細菌感染症をより適切に区別し、抗生物質に対する感受性の検出を目的とした診断方法およびツールの改善
  • 世界保健機関(WHO)の分野横断的な”One Health”アプローチに従った抗菌剤耐性のメカニズムと影響を把握するための監視システムの最適化
  • 耐性現象伝播の理解と防止
  • 抗菌剤耐性の出現と拡散における環境の役割
  • “One Health”アプローチの一環としての感染予防・管理対策の改善

[DW編集局+JSTパリ事務所]