[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2019/06/26
抄訳記事公開日:
2019/08/16

欧州委員会が欧州教育圏構築に向けた最初となる「欧州大学」17校を選定

First 17 “European Universities” selected: a major step towards building a European Education Area

本文:

2019年6月26日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。

欧州委員会が任命した学長、教授、研究者など26名の独立の外部専門家による審査に基づき、申請のあった54件の中から、加盟24か国の高等教育機関114機関が関与する17の「欧州大学」(European Universities)が選定された。「欧州大学」は、長期的戦略を共有して欧州の価値とアイデンティティの向上を図る、EU全土の高等教育機関による多国間連合体である。このイニシアティブの目的は、学生と職員の流動性を大幅に強化することで、欧州高等教育の質、包括性、競争力を培うことにある。

最初の17の「欧州大学」に用意された予算は、総額で最大8,500万ユーロである。各連合体は今後3年間で最大500万ユーロの支援を受け、計画実行に着手して、EU全域の他の高等教育機関が今後たどるべき道を切り開くことになる。

今回の初回募集では(今秋に予定されている第2次募集と併せて)、「欧州大学」という新構想の各種実施モデルと高等教育振興に向けたその潜在能力をテストする。2021~2027年の次なる長期EU予算では、欧州委員会は Erasmus+ の下で、予算の大幅増を伴う「欧州大学」の全面展開を提案している。

[DW編集局]