[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 農務省(USDA)
- 元記事公開日:
- 2019/06/28
- 抄訳記事公開日:
- 2019/08/21
-
USDAが年次技術移転報告書を公表
- 本文:
-
2019年6月28日付けの米国農務省(USDA)による標記記事の概要は以下のとおりである。
USDAは本日、2018年度年次技術移転報告書(FY2018 Annual Report on Technology Transfer)を公表した。本報告書は、農林畜産業上の課題解決のためのイノベーションや米国企業の成功のための機会創出を取り上げている。
本報告書では、2018年度にUSDA研究所から320の新規発明、471のライセンス、120の特許出願、および、67の特許登録があったことを明らかにした。本報告書に記載されている顕著なイノベーションは以下のとおりである。
- ココナッツ油由来脂肪酸を使用したバイオベースの昆虫忌避剤
- 湿ったアーモンドの乾燥と汚染除去を行う赤外線と熱風を連続使用する省エネ新技術
- 汚染水から硝酸塩を除去し、肥料として再利用するリサイクルシステム
- ピーナッツアレルギーの治療法
- 24-72時間かかる試験時間を30分に短縮する、安価な食品媒介病原菌用試験紙
- 抗生物質の使用を削減する連鎖球菌に対する豚用のワクチン
- アフリカ豚コレラのワクチン設計のためのツールとしての遺伝子編集
- 食欲抑制ホルモン・アスプロシンの発見と肥満および2型糖尿病の予防と治療の可能性
- 戦略的対応計画策定に役立つ、気候変動が山火事の地理的分布に与える影響についての時系列マップ
- 特殊光線を3秒間照射するだけで、蚊の中の恐ろしいジカウイルスを検出する手法
- トウモロコシ生産者に土壌炭素評価と温室効果ガス計算を提供するオンラインツール
- 銅を含まない大豆ベース樹脂による防汚ボートペイント
- ミバエに使用するための安全で新しい殺虫剤 – 安息香酸メチル
- 新規全粒穀物製品の開発に使用でき、エタノール生産に効率的な高収量冬コムギの開発
[DW編集局+JSTワシントン事務所]