[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家科学技術会議(NSTC)
元記事公開日:
2019/07/09
抄訳記事公開日:
2019/08/26

研究環境改善に向けたNSTC第2回合同委員会の開催

NSTC Joint Committee on Research Environments July 2019 Update

本文:

2019年7月9日付の国家科学技術会議(NSTC)による標記報道発表の概要は以下のとおりである。

2019年7月9日、ホワイトハウスはNSTCの「研究環境に関する合同委員会(JCORE)」の第2回会合を主催した。JCOREは、米国の科学研究界が直面する喫緊の課題に取り組むために2019年5月に設立され、4つの小委員会で構成されている。各小委員会は、米国の研究者、科学者、技術者達がその能力を十分発揮できるようにするための、最重要課題に取り組む。会合における議論は以下のとおり。

●研究のセキュリティに関する小委員会
学術および研究機関への効果的なコミュニケーションとアウトリーチの提供、学術および研究機関向けのガイダンスとベストプラクティスの開発、利益相反とコミットメント開示の要請と実行の標準化に関する連邦政府の取り組みの調整について議論した。
●安全かつ包括的な研究環境に関する小委員会
研究環境の安全性と包括性に影響を与えるハラスメント等の行為の文化的要因に対処する方法について議論した。また、これまでの省庁の取り組みを踏まえ、学会や機関のリーダー等の外部関係者と連携することを確認した。
●事務負担軽減に関する小委員会
研究の法的要件と研究コミュニティのニーズと調和し、事務負担を大幅に低減させ、研究コミュニティへの働きかけの拡大と研究ビジネスモデルの取り組みの透明性を包含するイニシアチブについて議論した。
●研究における厳密性と公正性に関する小委員会
連邦省庁共通の基本方針を推進すべき領域や、外部関係者と協力して勧告とベストプラクティスを共有すべき領域を特定した。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]