[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/07/18
抄訳記事公開日:
2019/08/29

ドイツ海洋研究アライアンスがスタート

Startschuss für die Deutsche Allianz Meeresforschung(DAM)

本文:

連邦と北部5州がドイツ海洋研究機関のアライアンスの立ち上げに関する協定に調印した。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

カルリチェクBMBF大臣およびブレーメン、ハンブルク、シュレーズヴィッヒ・ホルシュタイン、メクレンブルク・フォポンメルン、ニーダーザクセン各州の科学担当大臣の調印によって、7月18日ドイツ海洋研究アライアンス(DAM)の立ち上げおよび研究振興に関する行政協定が発効することになった。

カルリチェク大臣は、「DAMは大学および研究機関の専門家を一つ屋根の下に結集させる。海洋科学および気候科学は我々の未来に決定的な貢献をするからである。DAMは、海が単に大気循環の元ではなく、海洋における種の多様性や気候保護といった社会的な重要課題に関する知識の提供を目指している。そのため、連邦政府は2022年までDAMに対して最大4,500万ユーロを用意する。ドイツの傑出した海洋研究は国際協力において一つのトレードマークとならねばならず、ドイツの気候保護への貢献を、より見えやすくしなければならない」と強調した。

DAMは世界最大の海洋研究アライアンスの一つであり、海洋の持続的利用のための解決指向型の行動知識を獲得することを目標にしている。連邦と北部5州は共同で、それぞれ連邦が80%を、州が20%を負担し2022年まで合計5,625万ユーロを用意する。

北部5州はドイツ海洋研究の主要拠点である。DAMは大学およびヘルムホルツセンター、ライプニッツおよびマックスプランク研究所等の大学外研究機関を結集させ、国際的に最高水準の先端研究を共同で行うことを可能にしている。ネットワーク化されたデータインフラを構築することで、調査で得た研究データから新しい知見を得ることを可能にする。

[DW編集局]