[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州委員会(EC)
元記事公開日:
2019/07/04
抄訳記事公開日:
2019/08/30

欧州委員会がガン、気候、海洋、土壌に関する主要研究・イノベーション・ミッションの作業を開始

Commission launches work on major research and innovation missions for cancer, climate, oceans and soil

本文:

2019年7月4日付欧州委員会(EC)の標記発表の概要は以下のとおり。

ECはこのほど、次期EU研究・イノベーション・プログラム Horizon Europe の一部となる、主要5件の欧州研究・イノベーション・ミッションの作業を開始した。(月に人間を送った)アポロ11号ミッションに発想を得た欧州研究・イノベーション・ミッションには、ガン、気候変動、海洋の健全性、気候変動ニュートラル都市、健康的な土壌・食物など、世界が直面する最大の課題のいくつかに解決策をもたらす狙いがある。

ヘルシンキで行われた非公式の研究担当大臣会議において、各ミッションボードの委員長を務める5名の著名な専門家が発表され、これらの選任された委員長がミッションの目標とスケジュールを提案して個々のミッションの設計に当たることになった。

ECは5つのミッションボードを設置する。ミッションボードの最初の仕事は2019年末までに各ミッションの具体的な目標とスケジュールを提案することである。各ミッションボードの委員長は次のとおり。

  • コニー・ヘーデゴア氏(Ms Connie Hedegaard):「社会変革を含む気候変動への適応」に関するミッション担当。前欧州気候変動対策委員。
  • ハラルド・ツア・ハウゼン教授(Professor Harald zur Hausen):「ガン」に関するミッション担当。ノーベル生理学・医学賞受賞者。
  • パスカル・ラミー氏(Mr Pascal Lamy):「海洋、海域、沿岸、内陸水域の健全性」に関するミッション担当。元通商委員会委員・WTO事務局長。
  • ハンナ・グロンキエビッチ・ワルツ教授(Professor Hanna Gronkiewicz-Waltz):「気候変動ニュートラル・スマート・シティ」に関するミッション担当。前ワルシャワ市長。
  • シーズ・フィアマン氏(Mr Cees Veerman) :「土壌の健全性と食糧」に関するミッション担当。元オランダ農業大臣。

[DW編集局]