[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2019/07/10
抄訳記事公開日:
2019/09/02

自動車の軽量化や癌の新治療法の開発をめざす官民連携を7億2,000万ポンドで支援

Centre to tackle cancer and green transport technology to be focus of £720 million public-private partnerships

本文:

2019年7月10日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表の概要は以下のとおり。

政府は新産業戦略の一環として、英国のトップ研究者と産業界のリーダーとの間の新たな画期的パートナーシップを支援し、自動車の低燃料・軽量化から、最先端の技術を活用する癌の新規治療法の特定に至るまで、世代的な課題に取り組む。

産業界からの約5億ポンドのファンディングと併せて、政府から2億2,000万ポンド以上の資金が全国の11件のプロジェクトに配分されることで、英国の大学が世界有数の企業と協力して、英国経済の利益に資する新たなイノベーションの実用化を支援することができる。

これらのプロジェクトは、よりクリーンで環境に優しい経済の創造から、高齢化社会のニーズへの対応まで、産業戦略の主要課題と合致するものである。

車両に使用する軽量金属の開発に焦点を当てることで、車のエネルギー効率が向上し、その結果、排出量が削減され、消費者にとっては経費の節減になる。

一方、癌による死亡者数は年間約20万人であるが、人間の長寿化が進むにつれて、この病気への対処の必要性がますます切迫している。癌の診断、治療、予防を改善するために、新技術を活用する最先端の施設が設立される予定である。これにより多くの命を救うことができる。

[DW編集局]