[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2019/07/10
抄訳記事公開日:
2019/09/17

研究開発投資をGNPの2.4%にするためには、研究開発への民間投資の増加が不可欠

Becoming an Innovation Nation: Driving up private investment into research and development

本文:

2019年7月10日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記発表では、産業戦略の目標達成における民間投資の役割に関するクリス・スキッドモア(Chris Skidmore)科学担当大臣の講演内容を報じている。概要は以下のとおり。

2027年までに研究開発投資をGDPの2.4%とするという政府目標を達成するには、研究開発への全体的な投資額を名目上、倍以上にする必要がある。現在の年間350億ポンドのレベルから2027年までに年間約750億ポンドまで増やす必要がある。そしてこの投資額の少なくとも3分の2は、企業が提供する必要がある。多くの産業にとって、研究開発への投資の必要性は差し迫ったものであり、競争上の優位を得るために不可欠である。最先端で成功している企業は、基礎研究を最大限に活用することに長けている。さらに実験的な開発・イノベーションを主導し、新しい発見を研究室から人々の生活に持ち込み、経済的・社会的繁栄を促進する。

大臣は、企業の研究開発投資増を図る上で、以下の注目すべき主要領域7領域についてその可能性を述べている。

  • 新しいアイデアのひらめきを生み出す
  • 新しいアイデアを新しい事業に転換する
  • 規模拡大の土壌を育む
  • 需要と供給を促進する
  • 英国全域のイノベーションを支援する
  • 主要課題に重点を置く
  • 研究開発をグローバル英国の中心に位置づける

[DW編集局]