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- 国・地域名:
- フランス
- 元記事の言語:
- フランス語
- 公開機関:
- 原子力・代替エネルギー庁(CEA)
- 元記事公開日:
- 2019/07/19
- 抄訳記事公開日:
- 2019/09/30
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放射性廃棄物管理に関する研究協力
- 本文:
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2019年7月19日付原子力・代替エネルギー庁(CEA)の標記発表の概要は以下のとおり。
国立放射性廃棄物管理機構(Andra)、CEA、フランス電力(EDF)研究開発部門は、放射性廃棄物管理の領域において5年間(2020~2024年)の研究協力協定を締結した。
この協力枠組において、3機関は次の6件の主要研究開発テーマを特定している。
- 廃棄物(特にガラス化廃棄物とグラファイト)および使用済み燃料の特性、梱包、反応のほか、廃棄物パッケージ内物質の特定を目的とした高エネルギー・イメージングなどを利用した梱包物管理の方法。
- 放射性廃棄物貯蔵庫内の物質(金属、セメント質、粘土など)の反応。またジオポリマーなど「新素材」の研究も含まれる。
- 放射性元素と有毒化学物質の移動。このテーマの狙いは、貯蔵庫の多様な物質の中の放射性元素と有毒化学物質の反応に関する詳細な知識の強化にある。
- 2つの側面を組み合わせた貯蔵庫の監視ツール。1つは貯蔵庫の監視(つまり貯蔵物の変化の観測・監視、およびそこから発生するデータの管理)。もう1つは地震活動の監視。
- 高性能数値シミュレーションや不確実性管理に関するデジタルツールや方法。
- 環境、特に環境への影響と気候変動の評価に使用されるモデル。
[DW編集局+JSTパリ事務所]