[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
エネルギー省(DOE)
元記事公開日:
2019/08/13
抄訳記事公開日:
2019/10/02

DOE国家核安全保障局(NNSA)が第一号となるエクサスケール・スーパーコンピュータ建設のための6億ドルの契約に署名

DOE’s NNSA signs $600 million contract to build its first exascale supercomputer

本文:

2019年8月13日付け、エネルギー省(DOE)による標記記事の概要は次のとおりである。

DOEの国家核安全保障局(NNSA)はNNSAの第一号のエクサスケール・コンピュータとなるエル・キャピタン(El Capitan)建設のためCray社との6億ドルの契約に署名した。エル・キャピタンは2022年末に完成し、ローレンス・リバモア国立研究所内に設置される予定である。

エル・キャピタンはアルゴンヌ国立研究所のオーロラ(Aurora)とオークリッジ国立研究所のフロンティア(Frontier)に次いで、DOEの3番目のエクサスケール・コンピュータとなる。これらはすべてCray社によるものであり、Cray社のシャスタ・システム、スリングショット・インターコネクト、新しいシステム・ソフトウェア・プラットフォームを採用して構築される。

この新しいシステムにより、今日の最先端のスーパーコンピュータでは困難、または不可能な解像度で、三次元シミュレーションや計算を行うことができるようになる。1.5エクサフロップス、すなわち1秒間に150京回(京:10の16乗)の計算が可能で、現在世界最速の計算ができるローレンス・リバモア研究所のシエラ(Sierra)システム(最速125ペタフロップス=0.125エクサフロップス)を十分に凌駕する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]