[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国研究・イノベーション機構
元記事公開日:
2019/08/27
抄訳記事公開日:
2019/10/15

空飛ぶタクシー、電動飛行機等の「未来の飛行手段チャレンジ」がスタート

Future of flight challenge is given go-ahead

本文:

2019年8月27日付英国研究・イノベーション機構(UKRI)の標記発表の概要は以下のとおり。

「未来の飛行チャレンジ」(Future Flight Challenge)は首相によって発表されたもので、空飛ぶ都市タクシー、電動旅客機、貨物運搬ドローンなどの革新的航空機の採用を加速する新技術を支援する。

政府は産業戦略チャレンジ基金を通じて1億2,500万ポンドを出資し、これに最大1億7,500万ポンドを産業界が共同出資により支援する。

「未来の飛行チャレンジ」はUKRIが実施する。産業界は新技術の適合性を確保するため、大型旅客機の開発に着手する前に、まずは小型航空機やドローンに焦点を当てる。

説得力のある構想立案を目的とする第1次コンペティションは、2019年9月30日に開始される。

航空宇宙技術研究所(ATI)CEOの Gary Elliott 氏は、「未来の飛行チャレンジは、ハイブリッド電気推進または電気推進機構を搭載し、AIまたは自律システムで制御され、完全に統括された空域で運用される新型航空機を迎える、航空輸送の来るべき革命に備えるものである」とし、英国航空グループ(British Aviation Group)の会長 Mike Foster 氏は、「垂直または短距離離着陸機能を備えるものなど、ハイブリッドまたは電動航空機の利点を完全に実現するためには、より広範な全国輸送システム内での役割、および安全・持続可能・効果的な運用を支援する空域および地上両方における関連インフラの要件、について考慮する必要がある」と述べている。

[DW編集局]