[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/09/02
抄訳記事公開日:
2019/10/17

7つの研究プロジェクトで研究・イノベーション指標の改善に取り組む

Forschung und Innovation transparenter machen

本文:

2019年9月から7つの研究グループが加わることとなり、これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

グローバルにデジタル化が進展しめまぐるしく変化する時代において、様々な知識の流れをどのようにしてより理解することができるのか。今日および明日の革新的な企業はどのような特徴を持っているのか。教育、経済界、学界、政界、市民社会間の研究を基盤とした知識交換のいかなる特性が、持続的イノベーションの創造に関与しているのか。研究者たちはこれらの問題に今後3年間をかけて個別プロジェクトならびに合同プロジェクトの形で、合計7プロジェクトで取り組む。これらはガイドライン「研究・イノベーションに関する指標の開発」の第二助成ラウンドの一環でBMBFによって助成される。

BMBF政務次官ミヒャエル・マイスター(Dr.Michael Meister)は、「研究とイノベーションは常に進歩する。新しいトピックや現象は、それを測る指標も同時に進歩させなければならない。選考されたプロジェクトは、この発展に大きく寄与することが期待されている」と語った。「研究拠点ドイツの能力がより効率的に把握され、見えるようになる」。BMBFはこれらプロジェクトに年間100万ユーロの助成金を投入する。

プロジェクト:

  • ミュンヘン工科大学およびライプニッツ欧州経済研究センター(マンハイム):革新的企業間および科学機関とのインタラクションを計測
  • ハノーバー技術情報図書館:テキストマイニングによるドイツで生産される研究論文の調査
  • フラウンホーファーISI:イノベーションシステムにおける知識の流れ定量化に関する指標を開発
  • ケルン専門大学:伝統的なビブリオメトリックスの代替指標に関する研究
  • 生態学的経済研究所/ベルリンとベルリン工科大学:住環境(エネルギー、交通、都市開発など)におけるオンラインベースの科学的な把握手法を開発
  • ゲッティンゲン大学およびダルムシュタット専門大学:地域的知識移転と持続性と関連するイノベーションとの因果関係を研究
  • 大学研究センター/ギュータスロー: 大学における研究開発の社会的イノベーションへの道筋を調査

[DW編集局]