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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州委員会(EC)
- 元記事公開日:
- 2019/09/10
- 抄訳記事公開日:
- 2019/10/18
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欧州委員会次期委員長にフォンデアライエン氏
The von der Leyen Commission: for a Union that strives for more
- 本文:
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2019年9月10日付欧州委員会(EC)の発表によると、欧州議会で欧州委員会次期委員長に選任されたウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)氏は9月10日、同氏が率いるチームと次期欧州委員会の組織体制を発表した。
新委員会は、外交政策・安全保障政策を担当するEU上級代表(Josep Borrell氏)など、8名の副委員長を擁する。各副委員長は政策ガイドラインに示された最優先事項を担当する。欧州のグリーン・ディール(政策)、デジタル時代に適応する欧州、欧州住民に役立つ経済、欧州の生活様式の保護、世界における強い欧州、欧州民主主義の新たな推進など、包括的な最重要課題の取り組みを主導する。新委員会組織の中心には各委員(Commissioners)がいて、各総局が担当する専門業務を管理する。
3名の執行副委員長は二重の役割を担う。委員長が指定する課題から主要3つのテーマの1つを担当し、さらに委員の任も負う。
- 執行副委員長 Frans Timmermans 氏(オランダ)は、「欧州グリーン・ディール政策」に関する業務を統括する。また、気候行動総局の支援を受けて気候行動政策を管理する。
- 執行副委員長 Margrethe Vestager 氏(デンマーク)は、「デジタル時代に適応する欧州」に関する課題全般を統括し、競争総局の支援を受けて競争担当の委員を務める。
- 執行副委員長 Valdis Dombrovskis 氏(ラトビア)は、「欧州住民に役立つ経済」の業務を統括し、金融安定・金融サービス・資本市場連合総局の支援を受けて金融サービス担当委員を務める。
上記以外の5名の副委員長は次のとおり。
- Josep Borrell 氏(スペイン)、「世界における強い欧州」担当。
- Věra Jourová 氏(チェコ)、「価値と透明性」担当。
- Margaritis Schinas 氏(ギリシャ)、「欧州の生活様式の保護」担当。
- Maroš Šefčovič 氏(スロバキア)、「組織間の関係と展望」担当。
- Dubravka Šuica 氏(クロアチア)、「民主主義と人口統計」担当。
この他にも各委員が任命されている。予算・管理担当の Johannes Hahn 氏(オーストリア)、イノベーション・若年世代担当の Mariya Gabriel 氏(ブルガリア)、保健担当の Stella Kyriakides 氏(キプロス)、エネルギー担当の Kadri Simson 氏(エストニア)、産業政策・国防産業・宇宙担当の Sylvie Goulard 氏(フランス)などである。
[DW編集局]