[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立科学研究センター(CNRS)
元記事公開日:
2019/09/03
抄訳記事公開日:
2019/10/28

3種類の情報操作(表示、変更、消去)が可能な感光性ポリマーの開発

Des messages secrets cachés dans des polymères photosensibles

本文:

2019年9月3日付国立科学研究センター(CNRS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

CNRSとエクス・マルセイユ大学の科学者らはこのほど、光に敏感な高分子の利点を明らかにした。適切な波長の光にさらされると、そこに含まれる分子メッセージを変更、消去、デコードできるように変化が可能である。この研究成果は2019年9月4日付の Nature Communications 誌に発表される。

DNAは遺伝情報が保存される長い化学配列である。この生物学的システムに着想を得て、近年多くの研究チームがポリマーと呼ばれる合成高分子に情報を保存してデコードする方法を模索している。

この領域における新たな進歩として、CNRSとエクス・マルセイユ大学の研究者らは、分子レベルで保存された情報の発光修飾を可能にする感光性ポリマーを開発した。この研究では3種類の変化(メッセージの表示、変更、消去)が明らかにされている。

[DW編集局+JSTパリ事務所]