[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国家科学審議会(NSB)
元記事公開日:
2019/09/09
抄訳記事公開日:
2019/10/30

科学工学指標2020:米国の科学・工学における技術労働者の貢献

Crafting America's Science and Engineering Enterprise

本文:

2019年9月9日付けの国家科学審議会(NSB)による標記記事の概要は以下のとおりである。

NSBは科学工学指標の2020年版の一部として、報告書「熟練した技術労働者:米国の科学・工学活動を作り上げる」を発行した。本報告書は、学士号を有していないが、科学・工学分野のスキルを活かして仕事をしている1,700万人の労働者に主眼を置いている。こうした労働者はクリティカルシンキング、設計、デジタル、数学、プログラミングといったスキルを有しており、米国の先進産業の多くにおいて従業員の50%以上を占め、米国の科学・工学活動に貢献している。同報告書は以下の4つの提言をしている。

メッセージの転換
熟練技術労働者(STW)の仕事に対するネガティブな意識を改め、認識を高める。コミュニティカレッジ、仕事ベースの学習、および4年制大学は相互に関連しており、キャリア目標の選択肢を相互に強化している。

データへの焦点
STWの教育、スキル、および労働力の特性に関するデータを収集して共有し、消費者に情報を提供し、パートナーシップを発展させ、既存の投資を活用する。

連邦投資の活用
総合的で協調的なアプローチにより、NSFを含むSTW関連プログラムをサポートする連邦政府機関のプログラムと投資を活用する。

パートナーシップの構築
教育機関は、地域社会のニーズに合わせて設計されたプログラムを通じて、STEM能力を有した米国の労働力を育成するために、あらゆるレベルで産業界および政府と協力してパートナーとしての任務を果たす必要がある。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]