[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/09/16
抄訳記事公開日:
2019/10/31

ボンで科学イベント「物理学のすべて」開催

Unsichtbares sichtbar machen – "Highlights der Physik" kommen nach Bonn

本文:

9月16日から21日にかけてボンで開かれた「物理学のすべて」に関して、連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

ボンのテレコムドームで開催されたイベントにはカルリチェク大臣をはじめ、ドイツ物理学協会会長メシェド教授、ボン大学学長ホッホ教授らが参加し、約5万人の来場者が見込まれている。主催者はBMBF、ドイツ物理学会(DPG)、ボン総合大学である。

カルリチェクBMBF大臣は今年度の開催に当たり次のように強調した。:
「最も小さい子供たちの好奇心を呼び覚まし、大人の自然科学への関心を向上させたい。ボンは、BMBFの最初の所在地であり、エクセレンス大学に選出された大学も存在するなど、こうしたイベントにふさわしい。ドイツは数学、IT、自然科学、工学に情熱を有する人々を必要としている。より多くの若者たちをエキサイティングなSTEM職業に引き付けたい。そのために政府は数ヶ月前にSTEM行動計画を発表し、新たなプログラムでSTEM教育を強化していく」。

研究者はどのようにして見えないものを見えるようにすることができるのか。素粒子や遙か彼方のブラックホールを調べるため、物理学は最新の研究インフラおよび測定方法を利用する。ドイツ中から集まった物理学者たちがこうした最新の知識を「物理学のすべて」イベント期間中に紹介し、来場者の質問に答える。

催しの中核となるのは50あまりの参加型展示である。児童劇場、ジュニアラボ、実践型ワークショップ、生徒を対象としたコンテストが用意され、ほかにも、各種ショーや、ライブ実験、有名研究者による講演等が行われる。

[DW編集局]