[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2019/09/05
抄訳記事公開日:
2019/11/06

ANRは2019年以降資金支援を受けるプロジェクトに、データ管理計画の策定を求める

L’ANR met en place un plan de gestion des données pour les projets financés dès 2019

本文:

2019年9月5日付国立研究機構(ANR)の標記発表の概要は以下のとおり。

ANRは、オープンサイエンス政策の一環として、2019年以降、資金支援を受けるプロジェクトを対象にデータ管理計画の策定を求める。このドキュメントの目的は、研究データについて、生成、収集、再利用、保存、保護、拡散、長期保存される方法を記述することである。
データ管理計画の目的は、「可能な限り開かれ、必要に応じて閉じられる」という原則に従って、データの共有、再利用、持続可能性を整えるべく、研究作業全体の的確な予測と厳密なフォローアップをすることにある。

ANRは Science Europe が提案したデータ管理計画のモデルを重視し、このテーマで要求を出したオープンサイエンス委員会(CoSO)の提言に従う。この作業開始に当たっての要点は、次の4点である。

  • データ管理計画の作成者
    2019年以降の資金支援対象プロジェクトのコーディネータおよびパートナーは、支援の付帯条件とANRの財務規則に従って、データ管理計画を提出する必要がある。
  • データ管理計画を記述するタイミング
    プロジェクト開始後6か月以内に管理計画をANRに送信する必要がある。
  • データ管理計画作成のモデル
    ANRは Science Europe が提案したデータ管理計画モデルを採用した。従ってANRは資金支援対象プロジェクトのコーディネータおよびパートナーに対して、このモデルの使用を推奨する。
  • その後の留意点
    研究データの管理はプロジェクトの全期間にわたって考慮される必要がある。コーディネータおよびパートナーは、データ管理計画を更新して、30か月を超えるプロジェクトについては2番目の中間報告版を提供し、プロジェクトの最後に最終バージョンを提供する必要がある。

[DW編集局+JSTパリ事務所]