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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2019/09/18
- 抄訳記事公開日:
- 2019/11/07
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飛躍的イノベーション機構の所在地がライプツィヒに決定
- 本文:
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新設の飛躍的イノベーション機構の所在地がライプツィヒとなることが発表され、連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
アルトマイヤー連邦経済エネルギー大臣、カルリチェクBMBF大臣、ラグーナ・デ・ラ・ヴェラ飛躍的イノベーション機構初代理事長が連邦政府の飛躍的イノベーション機構の拠点をライプツィヒに置くと発表。同機構はGmbH(有限会社)としてライプツィヒに設立され、そこが本部となる。
アルトマイヤー連邦経済大臣談:「ライプツィヒは今日既にイノベーション拠点となっているが、飛躍的イノベーション機構は同市の発信力をさらに高めることとなるだろう。政府は意識してドイツ東部の連邦州に機構本部を設置した。判断基準となったのは、都会であること、企業家的なイノベーション力、科学志向、そして交通の利便性であった。ライプツィヒが同機構にとって魅力的で大きな可能性をもった所在地であることを確信している」。
カルリチェク大臣談:「飛躍的イノベーション機構により、ドイツ連邦共和国において新たなイノベーション政策の第一歩を踏み出すことになる。ラグーナ氏は初代理事長として所在地の決定に当たり最大限の自由を与えられ、熟慮の末、ライプツィヒを選んだ。ライプツィヒは未来を見据え、東部ドイツの諸州がイノベーションの中心であることを証明している。これにより、飛躍的イノベーション機構は全力で推進することができる。ドイツの、全ての考え行動する人々を歓迎する」。
ラグーナ・デ・ラ・ヴェラ談:「この決定は平和革命の30周年の政治的シグナルでもある。私個人にとっても、当時の東ドイツ (DDR)を去って45年となり一つの輪が完結されるということであり、東ドイツ平和革命の口火を切ったライプツィヒならではの雰囲気を利用し、イノベーション創出を支援していく」。
同機構の本部には当面35人から50人が勤務する予定である。連邦政府は同機構によって民間の研究助成において新たな道を切り開く。同機構は“Made in Germany“の画期的イノベーションのブレークスルーに寄与するものである。
連邦閣議は2018年8月に飛躍的イノベーション機構を設けることを決定した。設立委員会は2019年7月に同機構に関する勧告を提出。この勧告をベースに上記2省および設立初代理事長が拠点に関する決定を下した。
[DW編集局]