[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
米国航空宇宙局(NASA)
元記事公開日:
2019/09/21
抄訳記事公開日:
2019/11/07

オーストラリア政府がNASAの月探査計画に参加

Australian Government Commits to Join NASA in Lunar Exploration

本文:

2019年9月21日付け、米国航空宇宙局(NASA)による標記記事の概要は次のとおりである。

オーストラリアのスコット・モリソン首相は、オーストラリアが米国の「月から火星へ」(Moon to Mars)探査計画に参加する声明を出した。これにはNASAの月探査計画「アルテミス・プログラム」も含まれる。

声明にはロボット、オートメーション、(現在オーストラリアの鉱山で使われているような)遠隔アセット・マネジメントでのオーストラリアの貢献の可能性が盛り込まれている。

NASAとの連携にあたり、モリソン首相は「アルテミス」と「月から火星へ」の2つの計画を支援するため、オーストラリア宇宙庁の予算を3倍以上に増やすことを約束した。

オーストラリア宇宙庁は約一年前に設立されたばかりであるが、オーストラリアと米国の宇宙活動協力は1960年のNASAとオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)との合意に遡り、キャンベラ深宇宙通信施設(CDSCC)はNASAの深宇宙ネットワークの一部となっている。

NASAはアルテミス計画により、2024年までに新たに宇宙飛行士を月面に送り、2028年までに民間企業および国際的パートナーと持続可能なミッション支援体制を確立する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]