[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- エネルギー省(DOE)
- 元記事公開日:
- 2019/09/23
- 抄訳記事公開日:
- 2019/11/08
-
DOEが高エネルギー効率の脱塩技術の研究開発を支援
- 本文:
-
2019年9月23日付けのエネルギー省(DOE)による標記記事の概要は以下のとおりである。
DOEは、米国の水安全問題に取り組むプログラム「エネルギー・水の淡水化ハブ」を率いる機関として、全米水イノベーション連合(NAWI)を選定した。本プログラムは、エネルギー効率が高く価格競争力のある脱塩技術の初期段階の研究開発に焦点を当てるものである。本プログラムに対しては、2017年会計年度から合計4,000万ドルの予算が割り当てられているほか、官民のステークホルダーが3,400万ドルを分担することが想定されている。NAWIは、35超のメンバーと180超の関連組織とで構成される官民パートナーシップであり、DOE下の4つの国立研究所が共同で主導する。
NAWIチームは、海水、汽水、人工水を処理する技術を開発し、都市、工業、農業、石油ガス、その他の分野の水需要を満たすことを目指している。これらの技術進歩は、水淡水化システムの国内サプライヤーが小規模モジュールから大規模システムに亘るコンポーネントおよび部品を製造することに役立つ。NAWIの目標は、米国で今後10年以内に、非伝統的水源の90%において、同等もしくは高品質・低コストで、環境への影響が少ない、エネルギー効率の高い淡水製造技術を開発することである。
DOEはまた、今年後半にホワイトハウスが主導する「水の安全保障グランドチャレンジ(Water Security Grand Challenge)」の一環である2つの公募プログラム(廃水資源回収プライズ、米国製ソーラー淡水化プライズ)の開始を発表した。
[DW編集局+JSTワシントン事務所]