[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2019/09/05
抄訳記事公開日:
2019/11/13

英国が次年度歳出計画において公的研究開発資金の大幅増加を計画

UK set to take centre stage in world science

本文:

2019年9月5日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

アンドレア・リードソム(Andrea Leadsom)BEIS大臣は、政府が次年度歳出計画において、研究開発への投資を大幅に増加すると公約をしたことで、英国の科学が大幅に強化されることを歓迎している。サジド・ジャビド財務大臣は先の次年度歳出計画に関する演説で、2027年までに英国の研究開発投資を国内総生産(GDP)比少なくとも2.4%を達成するという政府目標を確認した。この公約は、英国のEU離脱後も、英国が研究・イノベーションの世界的舞台において独自の地位を保持し続けることを示すものである。

今秋には政府は公的研究開発資金を大幅に増やす計画を立てる。これにより優れた研究の支援が可能になり、著名な大学や分子生物学研究所やアラン・チューリング研究所などの研究機関における近年の業績を基盤として、英国の経済、国民の福祉を向上させる可能性のあるハイテク分野を後押しする。

また高度の能力を有する科学者に対する新規のビザ早期発効プロセス計画に従い、世界の最優秀の人材が、最新の科学技術のイノベーションやブレークスルーに関する学習や研究の場として英国を選択するよう奨励する。

さらにリードソム大臣は、英国の世界をリードする気候変動対策の取り組みに対して、来年度3,000万ポンドの追加支援を歓迎している。これは、2050年までに炭素排出の正味ゼロを達成するという法的拘束力のある国の目標を満たすのに役立つ。

[DW編集局]