[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/09/26
抄訳記事公開日:
2019/11/14

人間・機械のインターアクション領域における若手研究者の5年間の活動結果

Jung, interdisziplinär und erfolgreich!

本文:

ヒューマンマシンインタラクション(HMI)領域の若手研究者が5年間の活動結果をアーヘンの“Digital Capability Center”において発表することになり、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)はこれに関して概略下記のような報道発表を行った。

BMBFの助成により、8つの学際的なチームが、我々の生活を、将来様々な領域において平易にしてくれるであろう、技術的問題解決策を開発した。活動に当たり常に将来のユーザーと意見交換を行ってきた。

ルーカスBMBF事務次官は次のように強調した。「人間と技術の協働は今日一般的なものとなり、情報科学者や技術者が社会学者、心理学者と共にこれと取り組んでいる。若手人材コンクール「学際的資産構築」において8つの研究者グループがその能力を発揮した。合計で4製品が既に市場化され、150の発表論文、12の特許申請、多くの賞を受賞したことがその成功を語っている。未来は学際的である。同コンクールから生まれた学際的な研究者チームは研究拠点ドイツをさらに高めるものである」。

プロジェクトグループsmar ASSISTは、人間の身体的作業の負担を軽減する、パワードスーツに関する20に及ぶアプローチを開発した。腕、脚、背中、肩を支え、生産現場あるいは看護業務に利用できる。wearHEALTHグループは、ゲーム感覚でリラックス方法を学ぶことを支援する無料で利用できるアンドロイド・アプリStress-Mentorを開発した。また同グループはセンサーを通じて運動を詳細に記録し、リハビリの支援のため評価するシステムを発案した。両プロジェクトは賞に輝いただけでなく、それぞれ会社を設立し、開発した製品を将来販売する。

背景:
「学際的資産構築」コンクールにより、BMBFは若手研究者の育成に新たな重点を置いた。BMBFは8人の男女からなるポスドクの学際的研究グループ構築のために2,200万ユーロを提供した。高齢化社会の重要課題に関する革新的なコンセプトを見出し、技術開発の倫理的、法律的、社会的な影響を考慮することに留意してきた。

関連情報:
・https://www.technik-zum-menschen-bringen.de/
・MTI Engage: http://www.mti-engage.tu-berlin.de/
・SozioTex: http://www.soziotex.de/
・SmartAssist: http://www.humanhybridrobot.info/smart-assist/
・PAnalytics: https://www.uni-due.de/panalytics/
・Miteinander: https://nebeneinander-miteinander.de
・wearHEALTH: http://www.wearhealth.de
・Tech4Age: http://www.tech4age-aachen.de/de/

[DW編集局]