2019年9月27日付欧州委員会（EC）の標記発表の概要は以下のとおり。

欧州は持続可能な成長に必要なソリューションを開発するために、先頭に立って、その無限の創造力を活用しなければならない。これは、今週ブリュッセルで開催された第1回欧州研究・イノベーション・デーで繰り返されたテーマの1つである。参加者はEUの次期研究・イノベーション・プログラム であるHorizon Europe の最初の数年間における構造と優先事項が、この野心的目標を支えるために明確に定義されることに合意した。

上記3日間のイベントでは、欧州およびそれ以外の地域からの研究者、学者、企業、意思決定者、議会代表者が前例のない共同設計プロセスに参加し、2021年に開始予定であるHorizon Europe の最初の4年間の優先事項と戦略計画を形作った。イベントの共同設計セッションや会議で指摘された注目すべき点は次のとおりである。

• 「研究・イノベーション・デー」の準備段階で共同設計された、Horizon Europe の最初の4年間の戦略計画策定方針に対する広範な支援。
• 持続可能性を目指すソリューションの創出で欧州が主導権を握ることへの強い要請。
• 欧州の無限の創造力を、他の世界中の人々と共有できるソリューションや市場性のある製品・サービスに変換すること。

上記や他の重要な事項は、現在進行中のHorizon Europeのオンラインでの共同設計コンサルテーションに対する6,000以上の回答と共に、 Horizon Europe の戦略計画策定プロセスに直接反映される。このプロセスでは、 Horizon Europe の第2の柱である「地球規模課題と欧州の産業競争力」に特に焦点を当てて、最初の「Horizon Europe 戦略計画（2021～2024年）」を策定する。

[DW編集局]