[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2019/10/01
抄訳記事公開日:
2019/11/25

気候変動等の課題に取り組む独仏研究イニシアチブMOPGAの第一回会議がパリで開催

Karliczek: Heute die Grundlagen für eine gute Zukunft erforschen

本文:

10月1日カルリチェク大臣はフランスのヴィダル大臣と共にMOPGA(Make our Planet Great Again)第一回会議を開催することになり、連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。

MOPGAでは55名の国際的な科学者が気候、エネルギー、地球システムの研究領域に関するプロジェクトと取り組む。

カルリチェクBMBF大臣談:「子供たち、そして子供たちの子供たちは、我々に対して、2050年までにクライメイト・ニュートラルを達成するため、可能なことは全て実行することを期待している。ドイツでは気候閣議の決定により、地球温暖化対策への新たな章が開かれた。地球温暖化の影響を把握し、克服し、新しい技術によって加速化をストップさせることが重要である。そのために、熟考され、利用できるところまで開発された技術とイノベーションを必要としている。ドイツとフランスが今日既に研究イニシアチブ“Make our Planet Great Again“において緊密に協力することは素晴らしいことである」。

ヴィダルMESRI大臣談:「気候変動との戦いは、我々の社会の基本的重要課題である。 “Make our Planet Great Again“イニシアチブは、この目的のために全ての研究の力を結集させる意志の表れである。フランスとドイツは欧州そして世界へ明確なシグナルを送っている。本日、両国の組織および大学で活動する55人の受賞者を迎えたことを喜びとするものである」。

両大臣は、気候変動に対する戦いにおいて、科学が強い役割を果たすよう求めた科学者たちの声明に歓迎の意を表した。

BMBFによって助成され、ドイツ学術交流会(DAAD)によって実行される“Make our Planet Great Again―German Research Initiative”プログラムはフランスのマクロン大統領のイニシアチブ“Make our Planet Great Again“に由来するものである。このイニシアチブにより両国は気候目標の達成に貢献し、緊急の気候問題において責任を担いたいと考えるものである。このためドイツのプログラム部分において13のプロジェクトへの助成を進め、フランス側では42のプロジェクトへの助成が進められている。BMBFは1,500万ユーロの予算を確保しており、個々の研究グループに対し最高150万ユーロを投入する。これらのプロジェクトは4年を期間として、2018年中頃から2022年末まで実施される。

[DW編集局]