[本文]

国・地域名:
EU
元記事の言語:
英語
公開機関:
欧州議会
元記事公開日:
2019/09/30
抄訳記事公開日:
2019/11/26

次期欧州委員候補、マリヤ・ガブリエル氏の聴聞

Hearing of Commissioner-designate Mariya Gabriel

本文:

2019年9月30日付欧州議会の標記発表の概要は以下のとおり。

文化・教育および産業・研究・エネルギーの両委員会は、イノベーション・若年世代担当の次期欧州委員に指名されているマリヤ・ガブリエル氏の聴聞を行った。

マリヤ・ガブリエル氏は冒頭演説において、持続可能な発展と若年層にとっての機会を創出するという点で欧州人特に若年層の期待に応えるべく、研究、イノベーション、教育、文化、スポーツの欧州空間の創造や、各プログラム間の相乗効果の創出の重要性を強調した。

両委員会は、ガブリエル次期委員候補の所掌範囲の下で、文化と研究に言及がないことに批判的であった。

産業、研究、エネルギー委員会のメンバーは、欧州議会(EP)の立場に沿って、次期研究開発枠組みプログラムである Horizon Europe における野心的な予算の必要性を強調し、その実施にEPを関与させることを主張した。

文化・教育委員会のメンバーは、エラスムス・プラスプログラムの予算について質問し、予算の3倍増を支持するようガブリエル次期委員候補に要請した。また欧州のあらゆる文化・言語コミュニティに対して文化・教育へのアクセスを保護・保証する方法のほか、デジタル化を欧州遺産に役立てる方法について知りたいと述べた。

[DW編集局]