2019年10月22日付英国宇宙庁の標記発表の概要は以下のとおり。

リアクション・エンジンズ社（Reaction Engines Ltd.）が、音速の5倍のマッハ5相当の気流温度条件で、革新的なプリ・クーラー（空気予冷器）試験に成功した。これは、英国で設計されたSABRE™エンジンの開発における重要なマイルストーンであり、極超音速飛行と宇宙へのアクセスの革命への道を開く。

このプリ・クーラー熱交換器は、リアクション・エンジンズ社の革新的な SABER 空気吸入型ロケットエンジンの重要なコンポーネントであり、他の予冷式推進システムや多様な商用アプリケーションの実現技術である。

英国政府は、英国宇宙庁と欧州宇宙機関（ESA）を通じて、SABER 実証試験エンジンの設計、製造、試験の準備を支援するため、6,000万ポンドを約束している。

[DW編集局]