2019年10月8日付けの国立科学財団（NSF）による標記記事の概要は以下のとおりである。

本日、NSFは、研究者が大規模で長期的な研究に集中できるようにすることで、AIの研究を大幅に進歩させ、かつAIを活用したイノベーションを促進する新しいプログラムの設立を発表した。「国立AI研究所プログラム」は、次年度に1億2,000万ドルのグラントの配分を予定している。

国立食糧・農業研究所（NIFA）、国土安全保障省（DHS）の科学技術局、米国運輸省（DOT）の連邦高速道路局、退役軍人省（VA）と協力してNSFが率いる同プログラムは、「計画」と「研究所」の二つの柱からなる。「計画」では、最大2年間で50万ドルの計画助成金を支援し、チームが研究所全体の運用のための共同計画と能力を開発できるようにする。「研究所」では、優先度の高い次の分野におけるAI研究所を設立するために、4〜5年間に亘って（年間最大400万ドル）1,600万ドルから2,000万ドルを支援する協力協定を結ぶ。

• 信頼性の高いAI
• 機械学習の基礎
• 農業および食品システムにおけるAI駆動型のイノベーション
• AI拡張学習
• 分子合成と製造を加速するAI
• 物理学の発見のためのAI

[DW編集局+JSTワシントン事務所]