[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防総省(DOD)
元記事公開日:
2019/10/25
抄訳記事公開日:
2019/12/10

DODが企業との汎用クラウド契約を発表

DOD Announces Enterprise General Purpose Cloud Contract Award

本文:

2019年10月25日付け、国防総省(DOD)による標記記事の概要は次のとおりである。

過去2年間でDODは10のクラウド契約(総計110億ドル以上)を締結した。DODクラウド戦略遂行のため、効果的なクラウド導入に必要とされる、クラウドサービスと補完的な移行・統合ソリューションの両方で、さらなる契約を予定している。

その一環として、DODはマイクロソフト社と企業汎用クラウド契約を締結した。DODのニーズは多岐に渡り、一つの供給元(ベンダー)では賄いきれないが、この契約によりマルチ・ベンダー、マルチ・クラウド環境という戦略を続けることができる。契約プロセスは適用される法や規制を順守しており、政府説明責任局(GAO)と連邦裁判所の審査を通過している。当初、この契約コンペには4つの提案者が含まれていたが、全員が公平に評価され、公募の規定に従って審査された。選定にはDODの監察長官の同意も得ている。

基本契約期間は2年間で100万ドルが保障されている。DODはユーザーの導入に、この2年間で2億1,000万ドルかかると見積もっており、基本契約以上の部分は契約の実行状況を厳正に評価して判断する。今後、追加のクラウド契約の公募も検討される。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]