[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)
元記事公開日:
2019/10/24
抄訳記事公開日:
2019/12/11

生物科学およびAI分野の次世代科学者を支援する3億7,000万ポンドの官民投資

Government backs next generation of scientists to transform healthcare and tackle climate change

本文:

2019年10月24日付ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

次世代の英国科学者らはこのほど政府の支援を受けて、(人々の生活や仕事の方法を変革し、世界で最も差し迫った課題への取り組みを支援する)最新の人工知能(AI)技術の開発に当たる。

政府と産業界合わせて3億7,000万ポンドの投資により、生物科学およびAIにおける新規2,700の博士課程ポストが用意される。このうち2億ポンドは、5年間に亘りAI研究に従事する新規1,000の博士課程ポストを資金支援するもので、この研究はガンなどの疾患を早期に診断し、航空機や自動車などの産業をより持続可能にするのに役立つ。さらに1億7,000万ポンドで、(世界の人口増加や人々の健康増進などの問題への取り組みを支援する)生物科学の研究に当たる1,700の博士課程ポストの資金支援を行う。

またスキッドモア科学担当大臣はこのほど、最初となる5件の AI チューリング・フェローシップ(AI Turing Fellowships)を発表した。これは英国 のAI・データ科学研究制度で、英国がAIを最大限活用するために必要なスキルを確保するために考案されたもので、これらの研究に参画するトップクラスの国際的な学術人材を呼び込むために、3,750万ポンドのさらなる資金が用意されている。

政府は革新的な大学院プログラムに1,300万ポンドを投資しており、より多くの人々が AI で実りあるキャリアを築くことができる。この新規 AI 転向コースでは、2,500人以上の、学部卒レベルの科学・数学のバックグランドを持たない人でも、AIを学ぶことが可能である。これには、女性、少数民族、低所得家族など、過小評価されている背景を持つ人々に対する1,000件の新規奨学金も含まれる。

[DW編集局]