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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2019/11/05
- 抄訳記事公開日:
- 2019/12/12
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エネルギー転換および環境保護における水素の将来的役割について議論
- 本文:
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11月5日水素の将来的な役割に関して関係各大臣が討論。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略下記のような報道発表を行った。
連邦経済エネルギー(BMWi)大臣、連邦交通デジタルストラクチャー(BMVI)大臣、BMBF大臣、連邦経済協力大臣が700人を前にエネルギー転換および環境保護における水素の将来的役割について議論した。またドイツおよび中進国における産業政策的なポテンシャルについても討論された。会議は重要な関係者全てに、連邦政府の水素戦略に関するその見解および実質的な貢献内容を明らかにする機会を与えるものである。同戦略は今年末までに決定される。
アルトマイヤーBMWi大臣談:「気体エネルギー源、特に水素は、長期的に有効なエネルギー転換の基幹原料となる。同時にCO2フリーでCO2ニュートラルな水素の生産は産業政策的に大きなチャンスをもたらすものである。これを利用しなければならず、ドイツが水素技術において世界一となるようにレールを敷いていかなければならない」。
ショイアーBMVI大臣談:「水素、燃料電池、電気が将来への道である。我々はここ数年、交通分野における水素や燃料電池に関する多くの調査やパイロットプロジェクトを行ってきた。今や自動車産業は手ごろな価格の自動車を市場にもたらし、人々に、技術が信頼できることを示さなければならない。政府の水素戦略は産業界を支援するものである」。
マイスターBMBF政務次官談:「水素は将来中心となるエネルギー源である。グリーン水素は我々の温暖化対策目標達成にとって基幹技術となるものである。同時に水素技術はドイツの産業にとって、膨大な市場機会をもたらすものである。水素利用および技術開発を巡る競争でドイツは先頭に立つ必要がある、それ故、国家水素戦略のスピードを上げなければならない」。
ミュラー連邦経済協力開発大臣談:「気候変動はもはや人類の生存問題である。我々はこの課題を乗り越えるためグローバルなエネルギー転換を必要としている。そのためCO2ニュートラルな合成燃料に向けて飛躍的な進歩を遂げなければならない。膨大な再生可能エネルギーを太陽の力で生み出すことができる、アフリカでは年365日太陽が照っている。このことは欧州とアフリカの新たなエネルギーパートナーシップの礎石となりうる」。
[DW編集局]