2019年9月19日付高等教育・研究・イノベーション省（MESRI）の標記発表の概要は以下のとおり。

フランス公共投資銀行（Bpifrance）はこのほど、フレデリック・ヴィダルMESRI大臣出席の下、グルノーブル・アルプ大学で第1段階の「ディープテック・ツアー」を開催した。「ディープテック・ツアー」は、この後2020年末までにフランスの20校の大学キャンパスで開催される。

このツアーは、政府の主導により2019年1月からフランス公共投資銀行が実施している「ディープテック計画」の一環であり、その目標は学術研究由来の技術密度の高いスタートアップの数を5年間で倍にすることである。「ディープテック計画」では、ディープテック・プロジェクトの実施企業の支援を強化するとともに、特に将来への投資プログラム（PIA）やイノベーション・産業基金（F2I）など、必要なファンディングや投資措置を動員する。2019年1月以降、200を超えるディープテックのスタートアップが、いくつかの資金支援措置を通じて特別なファンディングの恩恵を受けている。

大学、学術機関、研究機関は当然のことながらこの活力の中心にある。画期的なイノベーションの源泉は研究室の中にあるからである。

[DW編集局+JSTパリ事務所]