[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
教育省(ED)
元記事公開日:
2019/11/08
抄訳記事公開日:
2020/01/07

教育省がSTEM教育投資優先政策を推進

U.S. Department of Education Advances Trump Administration's STEM Investment Priorities

本文:

2019年11月8日付け、教育省(ED)の標記記事の概要は次のとおりである。

教育省は2019年度予算からコンピュータ・サイエンスを含む科学、技術、工学、数学(STEM)教育に5億4,000万ドルを拠出したと発表した。これは、需要のあるキャリア分野で機会を拡大すべしというトランプ大統領の指示に沿うものであり、現政権のSTEM教育支援に対する公約と連邦政府のSTEM教育戦略5か年計画に基づいている。

そのうち、3億4,500万ドルは現行のSTEM活動の支援に充てられ、STEM教員育成、大学院生奨学金、低所得者層の学生の増加、高校の職業・技術教育学生(CTE)の進学を拡大・改善する州の支援、などが含まれる。

上記のような現行の活動を続ける予算に加え、次のようなプログラムの中で、約2億ドルが新たに2019年度の活動に充てられた。 アラスカ先住民教育、点字・トレーニング、移民・季節労働者の大学学費支援、地方包括センタープログラム、教育イノベーション・研究(EIR)、低所得者層の学生支援(GEAR-UP)、国家的重要学問分野での成績優秀大学院生支援(GAANN)、地域の医学教育グラント、特殊教育研究センター、中小企業イノベーション研究(SBIR)、天才児支援、マイノリティ科学・工学学生支援、キャリア・技術教育改善活動、優秀教育者開発支援、教員質向上(TQP)、不利な条件下の学生支援、など。

上記2019年度STEM投資には、コンピュータ・サイエンスへの1億ドルの支援が含まれている。教育省は、裁量的助成金のほか、義務的助成金や連邦学生支援予算からもSTEM教育を支援している。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]