[本文]

国名:
フランス
公開機関:
国立科学研究センター(CNRS)
元記事公開日:
2019/10/30
抄訳記事公開日:
2020/01/08
元記事の言語:
フランス語

脳修復に関与するタンパク質であるクリプトクロムの特定

Le cryptochrome, une protéine impliquée dans la réparation du cerveau

本文:

2019年10月30日付国立科学研究センター(CNRS)の標記報道発表の概要は以下のとおり。

ソルボンヌ大学教授 Rachel Sherrard 氏が率いるパリ・セーヌ生物学研究所(IBPS:ソルボンヌ大学/ CNRS)の研究者チームは、西オーストラリア大学、国立メリーランド・メンタルヘルス研究所、寿命研究所(Charles Foix 病院:AP-HP)と共同で、脳の修復メカニズムにおける低強度の磁気刺激の役割を研究した。Science Advances 誌に発表されたこの研究では、上記修復メカニズムに関与するタンパク質であるクリプトクロムの重要な役割を初めて明らかにした。

上記研究者チームは、低強度の反復経頭蓋磁気刺激(LIrTMS)が軸索の成長とシナプス形成を誘発し、損傷した神経回路を修復することを証明した。全ての刺激周波数が有効であるわけではなく、一部の刺激周波数が特に効果的である。この修復は予想外の発見であり、研究者らはこれらの磁気刺激のレセプターと推定されるクリプトクロムを初めて特定した。体内の各所に局在するこのタンパク質は、特に概日リズムに関与している。

[DW編集局+JSTパリ事務所]