[本文]

国名:
米国
公開機関:
国家科学技術会議(NSTC)
元記事公開日:
2019/11/14
抄訳記事公開日:
2020/01/15
元記事の言語:
英語

国家戦略的コンピューティング・イニシアチブの改定に関するNSTCの発表

National Strategic Computing Initiative Update 2019

本文:

2019年11月14日付で国家科学技術会議(NSTC)が発表した標記報告書の概要は以下のとおりである。

全米のコンピューティング環境はさまざまな領域で急速に進化している。これは、潜在的に破壊的な新技術の導入と、新しいクラスのデータ集約型アプリケーションの需要に起因するものである。コンピュータのアーキテクチャとシステムは、ますます不均一で複雑となり、ソフトウェアの複雑さと持続可能性に関連する課題が重要になっている。アプリケーション開発者は、使いやすさと生産性の向上に対する要求を満たすよう求められている。この新しい環境に対処するには、2016年の国家戦略的コンピューティング・イニシアチブ(NSCI)における戦略計画を、政府、学界、産業界が関与する全体的かつ相乗的な方法で改定することが不可欠である。OSTP、およびNSTCのネットワーキング・情報技術研究開発(NITRD)小委員会は、この命題に対処するべく、2019年6月に「戦略的コンピューティングに関する早期行動(Fast Track Action)委員会」を設立した。

NSCIの改定は、2016年の戦略計画に基づいており、将来のコンピューティング技術の集中的かつ共同での研究、開発、展開を可能にする。NSCIのこれまでの成果を実現すべく、今回の改定では、異種のコンピューティング・システム(極端な規模のシステムからエッジ中心のシステムまで)と、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、データ、専門知識(国家安全保障・国防、科学、工学、経済分野等)とを組み合わせたコンピューティング・エコシステムの実現に向けて、既存のものを超えた取り組みの検討を行う。

改めて重点を置く目標として次の事項が特定されている。

  • 21世紀の科学技術の課題と機会に対処するべく、デジタルおよび非デジタル計算の新たな先駆的領域を開拓する。
  • 米国の計算インフラ・エコシステムを発展、拡大、前進させる。
  • 科学・技術・イノベーションにおける米国のリーダーシップを確保するべく、コンピューティングの未来に向けたパートナーシップを構築・拡大する。

[DW編集局+JSTワシントン事務所]